500:1[saga]
2012/01/29(日) 12:20:12.57 ID:6kqct4zw0
「でもやっぱり、今のままの私はどうしようもなく卑怯で、弱くて、情けなくて、何にも出来なくって……。
このままじゃ胸を張ってほむらちゃんと対等な友達だよ、なんてとても言えないなって……」
まどかは若干うな垂れる。
「それにね、あの織莉子って人が死んだってテレビで流れたとき、私、自分のことばかり考えてたの」
『何でわたしは生きているの?』
『あの二人を殺してまで、わたしに生きる価値があるの?』
『わたしが世界を滅ぼすって言ってたけど、それはどうやって?』
わたし、ワタシ、私。
人が死んでるのに、自分のことしか頭になかったの。
やっぱり、このままで良いはずがない。
そう思ったら、居ても立ってもいられなかったの」
まどかは横に振り向きながら言う。
「ねえほむらちゃん。私の話、ちゃんと聞いてる?」
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