532:1[saga]
2012/03/04(日) 15:37:12.67 ID:7s5pwasZ0
「そう、たしかねぇ……犬のことを題材にした映画で……冒頭に『天使の歌声』ってカンジの回想があって……」
ほむらは眉を顰める。
「……天使の……歌声……?」
「そうそう、何かやたら神々しいカンジの。何か知らない?」
「…………」
ほむらには一つ、心当たりがあった。
それは、前の時間軸でまどか、さやか、マミ、杏子、ゆまの六人で行った、カラオケと映画のことだった。
映画を見る前にカラオケに行き、そこでまどかが歌った。
その姿は神々しく、まるで天使のようだった。
おそらくさやかはこの時のことを言っているのではないか?
だけど、これはあくまで前の時間軸での出来事だ。
さやかが----いや、ほむら以外の誰一人として覚えているはずがない。
だけど、微かにではあるが、覚えているとしか考えられないことをさやかは口にした。
----これは後で探る必要がありそうだ。ほむらはそう思った。
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。