554:1[saga]
2012/03/04(日) 15:59:15.68 ID:7s5pwasZ0
  
 「そんなにそっくりなの? じゃあ----」 
  
  ほむらはまどかに微笑みを向ける。 
  
 「----私で、その子に謝る練習をしてみたら?」 
  
 「練習?」 
  
  まどかは首を傾げる。 
  ほむらは説明を始める。 
  
 「そうよ。夢の中のその子は、まどかが忘れているだけで現実にいるかもしれない。 
  例えそうでなくても、姿が似ている私に言うことで、少しはまどかの気が楽になるかもしれないわ」 
  
  さやかは、ほほぅ、と呟く。 
  
 「なるほどねぇ。 
  確かにほむらの言ったとおり、話せば楽になるってことはあると思うよ」 
  
 「そ、そうかな……」 
  
  ほむらは、不安そうなまどかを優しく諭す。 
  
 「大丈夫よまどか。これはあくまで練習。 
  ここには私達しかいないのだから、失敗したって笑う人はいないわ。 
  だから、そんなに不安がらなくてもいいのよ」 
  
  さやかもほむらに続く。 
  
 「そもそも、謝るのに失敗なんて無いと思うけどねぇ。 
  どんな言葉にしても、どんな行動にしても、思いが相手に伝わればいいんだからさ」 
  
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