555:1[saga]
2012/03/04(日) 16:00:09.54 ID:7s5pwasZ0
ほむらとさやかの説得に、まどかは頷いた。
「……うん。じゃあ、ちょっとだけやってみようかな……」
ほむらとまどかは立ち上がり、互いに向かい合う。
まどかは何か言わなくちゃ、何か言わなくちゃ! と思い、考える。だが、何も浮かんではこなかった。
でも、口は何かを言おうとして、モゴモゴと動く。何も思いつかないまどかは、口の動くままに任せることにした。
「……ほむらちゃん、えっと----」
まとかは俯き、上目遣いになる。そして、
「----や、やく、約束、わたし、ほむらちゃんとの約束守れなくって、その----ごめんなさい……」
と言いながら深々と頭を下げた。
ちゃんと言葉に出来ていた。
「ええ、まどか。私は----」
後はほむらが適当に返事をして、練習はあっという間に終わり----のはずだった。
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
「……まどか?」
だが、ほむらの言葉が届いていないのか、まどかは謝罪の言葉を繰り返し発していた。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
「ちょっ、まどか?! どうしたのさ?!」
さやかもこの異様な事態に身を乗り出した。
「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」
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