過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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65:1[saga]
2011/09/10(土) 17:04:33.59 ID:QHjvi9XB0

 ほむらはまどかとさやかに手を差し伸べる。

「さっ、二人とも。ここから出ましょう。立てる?」

「あ、あの、ほ、ほむらちゃん、その、ええっと」
「……え…っと、ほむら、…わ、わたし…」

「聞きたいことがあるのは分かるわ。後でちゃんと説明するから。
 ここに居ると面倒なことになるの。まずは安全な場所まで移動するのが先よ」

 そう言って二人の手を掴み、立たせる。

「………」

 ゆまは落ちていたキリカの右腕を見ていた。

「よし!ゆま移動だ。ぼっとすんな。置いてくぞ」

「あっ!待ってよキョーコ!」
 
 ゆまは一度振り返り、やがて杏子の後へと走っていった。
 結界にヒビが走る。やがてパリンとガラスが割れるように空間が割れ、通常の世界に戻った。
 結界のあった場所に居たのは巻き込まれた一般人のみで、
 ほむらや杏子といった面々の姿はどこにもなかった。



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