133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/02/22(水) 19:12:51.98 ID:vYvGwQQ90
少女「……」ヒュッ
無言の投球にやや焦ったが、男は無事取りこぼすことなく捉えた。
赤いリンゴ。
傭兵「どうした?食欲無いのか?」
少女「……ええ」
傭兵「食欲無いってもなぁ……朝から何も食ってないだろうが、食わないと途中でダウンすんぞ?」
少女「大丈夫」
傭兵「……そうか」
読みとれない表情は気になるが、見た目に無理している雰囲気はなかった。
傭兵「ま、任務中だ…お前はまだ若いが、体調管理だけはしっかりしろよ?」
少女「……」コクリ
頷く様は静か。人付き合いが過度に下手というわけでもないし、こちらに反発しているわけでもない。
本当に食欲がないのだろう。思う所はあるにはあったが、男は気にしないようにした。
少女(…リンゴが苦手なんて、言えない)
実際、わりとどうでもいいことであるし。
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