142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/02/29(水) 18:21:12.17 ID:3Q+QmE8m0
傭兵「……」
喧しく歩く集団。先頭と最後尾だけが沈黙している。
少女(……いや)
少女(このチームのメンバーはほとんど素人…でも)
傭兵「おっ、町が見えてきたな…んー、いや、あれは別の町か…おお、あれもあれで元は遺跡ってんだからすげえ…やっぱりもう少しかかるな」
「あー没落貴族の?」
傭兵「王族じゃなかったか?」
「わっかんねえなあ、知りたくもねけど」
少女(あの、リーダー格の男…あの男だけは、まだ他とは違う…別格さは感じる)
少女(……)
少女(なんだろう…この気持ち)
少女(何か、……ひっかかる)
少女(なんとなくだけど…何か)
――ガサ
彼女の思索は想定外の物音によって掻き消された。
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