172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/20(火) 11:23:06.77 ID:Hs6oiRG20
傭兵「……おっ」
少女「?」
後ろで歩く男が声をあげた。
傭兵「おい、見ろ」
少女(?……あ、)
俯きながら歩く少女には見えていなかったが、前方にそれは、ぼんやりと見えていた。
傭兵「みんな、見えるか!あれが俺らの目指す山…」
傭兵「その裾に、赤くきらめく屋根の集落が見えるか!」
巨大な山はかなり前から見えていたが、その下に見える街はなかなか見えてこなかった。
わずかに曲がった街道を歩いているうちに、小高い丘の陰にあったそれは姿を現しはじめたのである。
少女「……ああ、もしかしてあれが」
傭兵「そうだ、あれこそが俺らの目的地」
傭兵「この国の端、“別れ街”だ」
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