173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/21(水) 17:34:59.86 ID:lv5H29Qg0
「や、やっと着いた…」
「もうすぐゴールなんだな?そうなんだな?」
「酒だ、酒を飲むぞ、酒が飲めるぞ」
「よしよし、早くあそこに行こうぜ!走れば今夜中に到着するかもな!」
傭兵(よしよし……もうすぐ、任務も終わりだな)
連日の徒歩は脚にも精神にもくるものがあったが、なんとか無事に終えることができた。
少女「……」
傭兵「よお、ご苦労だったな」
少女「……油断」
傭兵「ん?」
応答はあったが、声は小さすぎて聞きとれなかった。
少女にとってそういったミスコミュニケーションは日常茶飯事なので、別の言葉で返す。
少女「まだ任務の最中」
傭兵「…あ、ああ」
少女「まだまだ、距離はあるから……明日の朝方までは、まだ」
傭兵「そうだな、もう少しだな、がんばろう」
少女「ええ」
少女は浮かれ気味な傭兵達を抜いて先頭を歩き始めた。
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