56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/09/08(木) 20:54:20.61 ID:Ca1my84n0
少女(…今日はどうしてこんなに、依頼を取られてるのかしら…)
少女(1つくらい仕事がないと、宿代が…)
まだ諦めるわけにはいかない。
掲示板全てを熟読してでも仕事を見つけなければ、近い未来の宿代と食事代が大変なことになるのだ。
どれほど大変かというと、以前やった野林檎摘みのような、低カロリーかつ不味い食事にしかありつけなくなる事態に陥るほど大変なのだ。
続けて掲示板を見やる。
“鉱山にて鉄鉱石採集”
少女(…隣の国じゃない)
少女の未来の空腹は事を急ぐ。
“特産リンゴの収穫手伝い”
少女(…んー…)
少女の空腹はこの程度の低賃金では治まることをことを知らない。
“裏庭の草むしり”
少女(……)
様々な理由で論外。
少女「…今日は駄目みたいね…ここが最後の宛てだったけど」
実はこの最大規模のギルドが最後の頼みだった。
小さいギルドは既にあらかた回ってしまったので、もう行く当てが無い。
行く当てが無いなら仕方ない、明日の事は明日考えようということで、少女は立ち去ることにした。
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