691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 22:20:15.54 ID:Yc/pE/7Q0
青年「!」
目を開き、青年は振り返る。
隈だらけの目。蒼白な表情は今の凶行に対するものではないだろう。
暗殺者(静かに殺したつもりだが……気付いたか)
黒目の暗殺者は口元を歪めて笑い、悠々と青年に歩み寄る。
青年「……」
暗殺者「オレは面倒な前置きが嫌いでな、あいつとは違ってね……率直にやらせてもらうぜ」
右手に握った、血の滴る宝石ナイフ。先が白髪の青年へと向けられた。
暗殺者「てめぇを殺す」
青年「……そうか」
殺人の宣言を受けての顔面の蒼白。しかしそこに一切の焦りも驚きもなく、彼は腰に差した剣の柄に手をかける。
ざりざり、じゃりじゃりと、不快な摩擦音を立てて剣は抜かれてゆく。
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