過去ログ - 村人「めんどくせえええええ」
1- 20
699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 19:21:49.22 ID:PprRaynY0

小さな宝石の散弾では曖昧だったが、地面から突出した結晶体の姿が露となり明らかとなった。


青年(宝石…!しかも結晶、間違いない……!)


土を食い破ったのは、人間の身の丈ほどもありそうな紺色の水晶。

尖った先端に直撃すれば、その硬度と質量でもって貫かれることは間違いなかった。


青年「ふッ」


二足のブーツが、鏡のように滑らかな水晶を挟み込む。

青年の体は突き刺されることなく、そのまま水晶に跨っていた。


黒衣(身軽な奴だ、患ったような顔はマジで薬か?)


彼の見事な退避に賞賛の鼻息を鳴らして、黒皮の右グローブを突き出し握りこむ。


黒衣「“ドロップ”」

青年「!」


足場の宝石が爆発する。

無数の煌きがフラッシュとなり、街道の辺りを蒼く染めた。


巨大鉱石の爆発。その爆心地が無事であるはずもなかった。



黒衣「なんだこいつァ?」

青年「……」


だが光が収まり、抉れた地面のそこには、無傷の青年が立っている。

剣を抜き放ったそのままで。


黒衣「オーケェ、キレたぜポーション・ジャンキー、オレはタフな野郎が大嫌いなんだ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/365.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice