719:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/24(月) 20:05:12.65 ID:Ra4NH0h40
??「しかし、奴は魔道具を使いこなせていなかったと……ならば、なおのこと、容易なのではないか」
黒衣「……」
足を組む衣擦れの音が聞こえた。
??「半端にしか魔道具を使えない男に負けて帰って来た……では仮にその魔剣士が、魔道具を使いこなせていたらどうだ?」
??「今よりもさらに惨めな姿で帰って来たということか?仕事の失敗理由とするには厳しすぎるものだな」
黒衣「勘違いするな、オレは負けてない、ドローだ」
男は静かに苦笑した。
黒衣「……それと、オレはさっき魔剣士は魔道具を使いこなせていないと言ったけどな」
??「うむ」
黒衣「“5個全て”という意味だ」
??「! 5個だと?」
黒衣「ああ、奴は5つの古代魔道具を持っていた、どれも使い込みは不完全だが、全て操っていた」
??「バカな、そんな情報は無かったぞ」
黒衣「こっちのセリフだクソ野郎、ざけんな……5つもわけのわかんねー古代魔導具を扱う輩となんかと戦えるかよ」
??「……持つだけで生気を吸うとされている古代魔道具を5つ・・・死ぬ気か?」
黒衣「さあな」
黒衣「目は死んでたけどな」
777Res/365.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。