1: ◆Pk67Fv0IHA[saga]
2011/08/29(月) 01:36:46.91 ID:FKS9xEPd0
「死ぬようだ」
そう言い放った俺は周りを見渡す
ここは文芸部の部室
そこには見慣れたSOS団の面々の顔がある
「何の冗談よ?」
「ハルヒ、残念ながら冗談じゃないんだ」
戸惑いながら訪ねてくるハルヒに俺はそう答える
「この前急に胸の辺りが苦しくなってきてな」
「病院に行ったんだ」
「そしたら余命後半年だそうだ」
「最初は俺も冗談だと思ったさ」
「ただ、俺の心臓は後半年で仕事をしなくなるみたいだ」
今言ったことは全て事実であり寸分の嘘もない
むしろ嘘であってほしいのは俺のほうだ
「どうしてよ‥‥」
「そこまでしてあたしをからかって何が面白いの?」
どうやらこいつにはまず事実を正確に伝えなきゃいかんようだ
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