過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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296:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/10/27(木) 18:27:40.44 ID:J7ZPP00U0

「……ね、誰か来てるよ」

フィーアが動揺する2人に告げる。


「追撃班だ、警備兵の装備とは訳が違う!!」

繋いでいたケーブルを外しながらセラが咆哮する。

その額に浮かぶ汗は、明らかに追い詰められている雰囲気を出していた。


だがそこで1つの声が響き渡った。




「大丈夫、私がなんとかできるよ♪」



その声は、酷く『明るく』、『無邪気』で、『無知』に聞こえた。

それ程にフィーアは場違いな声だったのだ。


しかし現在のシルバ達には打つ手は無い。

セラとシルバは顔を見合わせ、問う。


「…どうするつもり?」


フィーアは笑って答えた。

自慢話をするような子供のように、その大人びた少女のような見た目とは全くの逆で。






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