過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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354:ツェペリ ◆WslPJpzlnU[saga]
2012/01/05(木) 08:55:23.79 ID:siF+yv0C0
恐らくほぼ直感…のようなものだろう。
生物なら持ち合わせている『危機感』たる物が今、彼女の一手を止めた。
それが意味するのは警告だ。
「…ふふ、そこまで言うんだから間違いなくアタシの言う事は全部実行してくれるのよね?」
しかし彼女は下がることはしない。
元より、クロは初めから拒んだことなど無い、シルバが警戒すればする程彼は『不審』を気取っている感覚がするのだ。
ならば、今更遠回しに言う事は無い……ただ素直に言ってしまえば良いと思った。
その彼女の言葉に、クロは小さく頷き。
―――――― ポン、とクロはシルバの肩に手を置いた。
「・・・」
僅かにシルバの呼吸が止まる。
目の前にいたはずなのに、今はシルバを抱きしめられる程近くまで接近していた。
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