過去ログ - 紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」
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971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/10(土) 02:52:35.36 ID:LfYoVJIxo

いちご「・・・梓」

梓「なんですか?」

いちご「旅って・・・なに・・・?」

純(核心をつく問いだと・・・思う・・・)

姫子「・・・私も聞きたい」

梓「夏の旅で・・・むぎせんぱいと出会った人がいて・・・その人と一緒に『旅に出た意味』を探していたんです」

姫子「『旅に出た意味』・・・」

梓「出会いがあって別れがあるのが旅・・・。唯先輩とあの子が別れた後、とても寂しそうだったんです」

唯「」スヤスヤ

いちご「・・・唯が?」

梓「はい。でも、すぐいつもの唯先輩の戻りましたけど・・・」

姫子「・・・」

梓「唯先輩が感じた寂しい事、出会ったその人が見つけた楽しい事。時間が過ぎればそれは忘却の彼方です」

純「・・・」

梓「それはとても切なくて、苦しくて、大切だから取り戻したくて・・・」

いちご「・・・」

梓「だから人は、新しい時間を見つける為に・・・、旅をするんです」

姫子「それは、時間の上書きになるんじゃない?」

いちご「・・・代わりの時間を見つけるだけなら、埋もれていった時間がいつかは消える」

梓「・・・」

純(紬先輩と見てきた旅を問いただされた・・・)

姫子「時間の流れはそんなに優しいものじゃないよね」

梓「・・・そうですね。この先に避けきれない別れがありますから」チラッ

紬「」スヤスヤ

いちご「別れの時に学ぶことがあるから、人は出会うの?」

梓「・・・そうなんだと思います。誰かとずっと一緒にいられることは絶対ではありませんから」ジー

紬「」スヤスヤ

純「・・・」

姫子「・・・」

いちご「・・・」



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