過去ログ - ほむら「――時間が止まればいいと思った」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/09/04(日) 00:16:18.60 ID:OpinC2xAO
 唐突に訪れた既知感。それに呼応するかのように。
 世界が――反転した。

 「さて……と。一体どうなってんのかね。こりゃあ」

 頭をかきながら現状を呟いてみる。自分の陥った状況を声に出すことで事実を客観的に捉えて混乱を防ぐのは、理解しえない未知に遭遇した時の常套手段だ。
 普段はあの直情馬鹿二人に使わせてるもので、俺様みたいなクレバーなやつには必要ないんだが。

 《なーに馬鹿なこといってんのよ》

 脳裏に相棒のそんな声が響く。

 「おいおい、お前プライバシーとかしらないワケ?」

 仮にも元お嬢様がそれでいいのかよってな。

 《今更何いってんのよ、それにあたしの気が読めるのはあんたも一緒でしょうが》
 人を香港映画の達人みたいにいうんじゃねえよ。

 《近接戦はあんたよりあの二人のほうが得意だもんねえ》

 「だから、人の心を読むなっていってんだろうが!」

 騒ぎながら異界の中を練り歩く。
 初めて訪れた町で既知を感じた理由はただ一つ。
 そこは、おびただしいほどの茨に囲まれた薔薇の園だった。
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