52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/09/09(金) 22:25:55.10 ID:plxeBsJSO
それでも奥歯が噛み合わない。玉子のように体を丸め、恐怖と尿意の二面攻撃に耐える。どちらかひとつでさえ、もう、気を失いそうなほどなのに。
ああ。
もれちゃう。
もれちゃう。
おしっこもれちゃう。
小学生のころだって、こんなにおしっこ我慢したことはない。もうすでに自分の意思で決壊を堪えている実感はなくなった。ただ、寝転がっているという、いつもならまずおしっこをしない不慣れな体勢だから、おしっこをしにくいだけじゃないか、そんな頼りなさを感じる。
それを補うように、指先でおしっこの出口を探り、押しつぶす。
人指し指が感じる湿り気は、すこし、範囲を広げている。お気に入りのぱんつだったけど、これ、もう履けないな。
もしこれが学校や、通学の電車内での出来事だったら、私は当分自室に引きこもったまま、外界に出ないに違いない。
おもらしなんて子どものすることだよ。
とはいえ、今、時刻は深夜2時。世間一般で言うところの、かの世の魑魅魍魎たちが、この世に顕現し始める時間帯だ。ひとりでトイレに行けるだろうか。行けない。
そんな恐ろしい思いをするなら、おねしょの方が幾分かマシだ。違う。比較できない。だって、たぶん、トイレまで行けずにきっと私は腰を抜かす。そこでおもらししちゃうだろうな。結果は同じだ。おねしょかおもらしかの違いだよね。日が出るまであと3時間として、おもらしは1回で済むでしょう…。お母さん、恥をかかせてごめんなさい。
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