過去ログ - 市民「もしやあなたがクヴァッチの英雄ですか!?」美琴(は、恥ずかしい……)
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151: ◆A3/sLhI/4c[sage saga]
2011/09/26(月) 02:10:34.65 ID:JpHEdZ4Go
パトロールのガードとは少し前にすれ違ったばかり。
別のパトロールが来るまではまだしばらくの時間が掛かる。
偶然旅人が通りかかる可能性はあるが、一緒に狼の餌食になるだけ。
完全な『詰み』の状態だ。


狼A「グオオオオオン!!!」

アメミト「グオオオ!!」

???(とうま、ごめんなさい……!)


リーダーと思しき狼が吼えると全ての狼が一斉に襲い掛かってきた。
せめてアメミトだけでも逃げて欲しいが、それも叶わないだろう。
少女は覚悟を決めて目を閉じ、最後ににもう一目会いたかった少年に心の中で謝る。
彼は何があっても帰ってきてくれたが、ついに自分は帰る事は叶わなかった事に。直後――


バリバリバリバリバリ!!!!


狼達「――――――!!!」


凄まじい音と共に狼達が声にならない悲鳴を上げた。
何事かと恐る恐る目をあけると狼達は既に地に伏していた。
そしてその向こうからここに居るはずの無い、自分が元いた世界の人物が慌てた様子で走り寄ってきた。


美琴「大丈夫!? 怪我は無い!?」

???「…………短髪、なの?」


間一髪で助かった事、そして(いがみ合う事も多いが)二度と会えないかもしれないと思ってた元居た世界の人に会えた嬉しさ。
そのせいで白い修道服の少女、インデックスの涙腺が緩んだのは仕方の無い事だったのだろう。


美琴「え……今、短髪って――」

インデックス「ふ、ふえええぇぇぇ……」ポロポロ

美琴「え、ちょ! 私何かした!?」


※グレートホワイトタイガー

大型魔法追加MOD、Midas Magic Spells of Aurumの召還魔法で召還できる生物。
最初のうちは猫と変わらないサイズの幼虎だが、餌の猪肉を与えると徐々に成長し、最大まで成長した姿がグレートホワイトタイガーと呼ばれる。
戦闘力は並だが、馬の様に乗って移動する事できる。

ちなみにアメミトは古代エジプトの神話に出てくる怪物の名前で、MODとは特に関係ない。






上条「お前だけでもあっちに行く事は出来ないのかよ?」

エイワス「ふむ、御坂美琴をAIM拡散力場発生装置として能力を搾り取れば、しばらくは向こうで現出できなくも無いが……。まあ間違いなく死ぬな」

上条「却下却下! 却下に決まってんだろそんなの!!」


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