過去ログ - 梓「君にしか聞こえない」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/09(金) 01:20:59.43 ID:iPhPIt55o
唯『ねぇねぇ、梓ちゃんって学生さんなんだよね?この前先生がどうこう言ってたの聞いたからさ』

梓『はい。今中学3年生です』

唯『それじゃ私の1つ下になるね。私は今ピチピチの高校1年生だもの!』

梓『ピチピチって……』

唯『これからはさ、唯って呼んでよ。さん付けって何か堅苦しくって嫌だな』

梓『でも年上の人を呼び捨てってのも嫌ですし……そうだ!それなら唯先輩って呼んでもいいですか?』

唯『先輩っ!?』

梓『どうかしましたか?もしもし……もしもーし』

唯『先輩……先輩……あぁ、先輩……』

梓『あのー、もしかして嫌でしたか?嫌なら――』

唯『嫌じゃないよ!私、先輩って1度呼ばれてみたかったんだぁ……だって私、中学まで部活なんて入ったことなかったし後輩なんていなかったから、もう嬉しくて嬉しくて!』

梓『そうだったんですか。ということは今は部活に?』

唯『うん!軽音部に入ってギター練習してるんだよ!とっても楽しいよー』

梓『ギター……ですか……』

唯『どったの?』

梓『あ、いや、別に何でもないです。ただちょっと昔を思い出しただけです』

唯『そっかー。ああ、話変わっちゃうけど何か梓ちゃんの声、なんか猫さんみたいで可愛いな』

梓『ね、猫!?そんなこと言われたの初めてです』

唯『決めた!今日から君はあずにゃんだ!』

梓『あ、あずにゃんって、何なんですかその変なあだ名!?』

唯『えー!可愛くていいじゃーん。それじゃあずにゃん、また連絡するからね』

梓『はあ……分かりました』

唯『またねー!おやすみあずにゃーん』

梓『おやすみなさい、唯さん……じゃなくって――』

梓『――唯先輩』

 電話を切った後、不思議と笑みがこぼれる。
 こんな感覚初めてだ……不思議な人だな。


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