過去ログ - 垣根「俺はヒーローにはなれねえんだ」
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20: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/09/28(水) 22:26:14.06 ID:K5J4EB6AO

垣根はポケットから財布を引っ張り出し、拾った写真を取り出す。
そして、写真の女と、玄関前にいる彼女とを見比べる。

窶れた顔立ちになり、幾らか痩せてはいるが、どう見ても同一人物だった。
以下略



21: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/09/28(水) 22:32:31.56 ID:K5J4EB6AO

手に負えなさそうな、どうしようもなくヤバイ仕事だったらお引き取り願おう。
そう決めて、垣根は玄関前にまで近づき、彼女に話しかけた。

「ウチに何かご用でも……」
以下略



22: ◆3wvSQQhdpM
2011/09/28(水) 22:35:51.53 ID:K5J4EB6AO

短いですが、今回の投下はこれにて終了です。

今度はできるだけ早く来ます……

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/28(水) 22:46:06.44 ID:hORN6STSO


この雰囲気好きだ


24: ◆3wvSQQhdpM[sage]
2011/10/03(月) 19:02:18.95 ID:jxPHZm5AO

禁書映画化するそうですね

地雷としか思えないのは俺の心が汚れているから

以下略



25: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 22:32:15.16 ID:jxPHZm5AO

投下、開始します


26: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 22:38:23.40 ID:jxPHZm5AO

女を事務所に入れた垣根は、

「どうぞ、そこのソファに座ってください」

以下略



27: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 22:43:35.16 ID:jxPHZm5AO

女は、躊躇うように視線を泳がせる。
そして、ぽつりぽつりと話し始めた。

「四日前、私と夫、それに娘は、一緒に車に乗って病院に行きました」
以下略



28: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 22:50:00.77 ID:jxPHZm5AO

生後四ヶ月の、生まれて間もない子供が勝手に動き回れるはずがない。
となると、何者かが連れ去ったのだろう。

だが、それよりも垣根が引っ掛かるのは女の様子だ。
以下略



29: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 22:58:06.38 ID:jxPHZm5AO

隠し事の下手な人だと垣根は評した。
少し揺さぶってやれば一発でなにもかも吐くだろう。
生来嘘のつけない性格であるに違いない。
それでも、絶対に隠しておきたいこと――それも暗部絡みの――があるのだろう。
以下略



30: ◆3wvSQQhdpM[saga]
2011/10/03(月) 23:06:47.84 ID:jxPHZm5AO

元暗部の人間ならば、『バラす』の意味くらい知っていて当然だ。
なのに、彼女は知らなかった。
彼女の表情や声色からも、嘘をついている様には見えなかった。

以下略



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