過去ログ - 唯「ねえ、あの頃のわたし心配しなくてもいいよ」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:10:28.63 ID:PhNH+igAO

唯「……わたしはみんなとずっと一緒にいたいな。永遠にバンドやろうって約束もしたし、あずにゃんもわたしたちと同じ大学に行くって言ってたし、きっとばらばらにならないよっ!……なりたくないよぉ」

大人唯「……そっか…」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:11:57.30 ID:PhNH+igAO

終点になっていた町に降り立って、適当なホテルを探しそこに泊まった。憂には心配ないという連絡をいれた。
彼女は疲れていたのだろう、部屋に入るなりベッドに横になった。
わたしはしばらくの間外を見ていたが、何の気なしに彼女に目を移す。だらしなく口を開けて寝ていた。
まるで天使みたいな寝顔だと、自画自賛しておく。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:13:45.74 ID:PhNH+igAO



朝が来た。
カーテンの隙間から漏れた光が眩しくて一度開けた目を閉じてしまう。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 21:14:32.27 ID:PhNH+igAO

唯「おはようっ!」

大人唯「おはよ…」

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:15:54.27 ID:PhNH+igAO

大人唯「じゃあさ、今日一日はここを回ってみる?」

唯「え、ほんとっ?……で、でも」

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:17:51.71 ID:PhNH+igAO

わたしは憂に電話する。
最初は不安気にしていたが、姉の紆余曲折した思いを悟ったのか、最終的にはよろしくお願いしますと(たぶん)頭を下げた。もちろん、わたしは憂が許してくれることをわかっていた。
憂は結局のところ姉に甘かった。そしてそんな憂に甘やかされたわたしは自分に甘い。
早く行こうよと急かしてくる彼女を見て、わたしは苦笑した。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 21:19:37.87 ID:PhNH+igAO

大人唯「あんなにいい妹は他にいないと思うから大切にしたほうがいいよ」

唯「自慢の妹だよー」

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:20:15.04 ID:PhNH+igAO

憂は大学を優秀な成績で卒業し、今では就職した会社でもその才能を発揮しているらしい。
家から出てアパートで暮らすわたしとは違って、憂は実家で暮らしている。
しかし同じ桜ヶ丘にいながら最近ではなんとなく疎遠になってしまっていた。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:21:23.70 ID:PhNH+igAO

朝食を食べたあとホテルを出た。
見知らぬ町の空気というのはどこか新鮮で清々しい気分になる。

大人唯「どっか行きたいとこある?」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:22:36.20 ID:PhNH+igAO

大人唯「そうだ携帯のメールくらい確認したほうがいいんじゃないかな?」

わたしは軽音部の誰かが彼女に謝ってきた可能性があるのではないかと考えていた。だとしたらメールを無視するのはまずい。
唯「見たけどメールはなかったよー」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:24:03.84 ID:PhNH+igAO

唯「あ、でも和ちゃんからはメールがあったよ」

わたしははっとした。
大学が別々になってからというもの和ちゃんに会う機会はめっきり減って、あげくには今何してるのかも知らないままだ。
以下略



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