過去ログ - 唯「ねえ、あの頃のわたし心配しなくてもいいよ」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:13:45.74 ID:PhNH+igAO



朝が来た。
カーテンの隙間から漏れた光が眩しくて一度開けた目を閉じてしまう。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 21:14:32.27 ID:PhNH+igAO

唯「おはようっ!」

大人唯「おはよ…」

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:15:54.27 ID:PhNH+igAO

大人唯「じゃあさ、今日一日はここを回ってみる?」

唯「え、ほんとっ?……で、でも」

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:17:51.71 ID:PhNH+igAO

わたしは憂に電話する。
最初は不安気にしていたが、姉の紆余曲折した思いを悟ったのか、最終的にはよろしくお願いしますと(たぶん)頭を下げた。もちろん、わたしは憂が許してくれることをわかっていた。
憂は結局のところ姉に甘かった。そしてそんな憂に甘やかされたわたしは自分に甘い。
早く行こうよと急かしてくる彼女を見て、わたしは苦笑した。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 21:19:37.87 ID:PhNH+igAO

大人唯「あんなにいい妹は他にいないと思うから大切にしたほうがいいよ」

唯「自慢の妹だよー」

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:20:15.04 ID:PhNH+igAO

憂は大学を優秀な成績で卒業し、今では就職した会社でもその才能を発揮しているらしい。
家から出てアパートで暮らすわたしとは違って、憂は実家で暮らしている。
しかし同じ桜ヶ丘にいながら最近ではなんとなく疎遠になってしまっていた。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:21:23.70 ID:PhNH+igAO

朝食を食べたあとホテルを出た。
見知らぬ町の空気というのはどこか新鮮で清々しい気分になる。

大人唯「どっか行きたいとこある?」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:22:36.20 ID:PhNH+igAO

大人唯「そうだ携帯のメールくらい確認したほうがいいんじゃないかな?」

わたしは軽音部の誰かが彼女に謝ってきた可能性があるのではないかと考えていた。だとしたらメールを無視するのはまずい。
唯「見たけどメールはなかったよー」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:24:03.84 ID:PhNH+igAO

唯「あ、でも和ちゃんからはメールがあったよ」

わたしははっとした。
大学が別々になってからというもの和ちゃんに会う機会はめっきり減って、あげくには今何してるのかも知らないままだ。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/09/10(土) 21:24:44.65 ID:G+gvHXC+0
面白いが
バックトゥーザヒューチャーが気になって頭から離れない


43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/09/10(土) 21:26:09.95 ID:PhNH+igAO

唯「おおげさにけんかしちゃったし……わたしがうまく言いたいことが言えなかったせいだけど……りっちゃんも怒っちゃったから」

そうだ、りっちゃんが怒ったんだっけ。
そういえばバンドの活動に最後まで熱心だったのはりっちゃんだったなとわたしは思い出す。
以下略



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