過去ログ - 梓「いつかみた、あの大好きな、空の下で」
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[sage]
2011/09/11(日) 19:52:08.68 ID:8Tvag5feo
英子「解消されているはずだった・・・。ふぅちゃんと再会するまでは・・・ね」
梓「・・・!」
英子「最近のあの子、周りにやたらと意地悪な事するでしょ?」
純「・・・はい」
英子「夏ちゃんと冬ちゃんとのこともあって、あの頃の優しさを垣間見た
私と夏香は5年半という時間を越えて『ふぅちゃん』と再会できたんだよ」
梓「!」
英子「その時の傷がふぅを・・・留まらせている・・・」
梓「むぎせんぱいですね」
英子「・・・うん。紬さんはふぅにとってかけがえの無い人になっている」
梓「・・・」
純「さっきの英子先輩は・・・風子先輩を探っていたんですか?」
英子「・・・うん。そういう事・・・」
梓「・・・」
純「・・・」
英子「あるがままの風子なんだけど・・・ね・・・」
梓「・・・英子先輩は、ふぅ先輩と風子先輩のどっちと一緒にいたいですか?」
純「・・・!」
英子「どっち・・・」
梓「恐らく、常識という知識が風子先輩を形作ってきたのなら、それも風子先輩なんです」
英子「・・・そうだね。高校に入って再会した風子を否定する事なんておかしな話だもんね」
梓「でも、私はふぅ先輩がいいです。むぎせんぱいと同じように、幼い表情で笑ったときのふぅ先輩が好きです」
英子「・・・」
純「・・・」
梓「・・・」
英子「1つ聞いていいかな?」
梓「は、はい」
英子「旅先で出会った人には、そういう人がいたのかな・・・?」
梓「いいえ」
英子「そうなんだ・・・」
梓「どうしてですか?」
英子「それは・・・」
純「まるで見てきたかのような言い方だったから・・・かな・・・」
英子「・・・」
梓「うん。風子先輩のような人はいなかった。けど、自分を偽っている人は1人としていなかった」
純「・・・」
梓「だから、繋がって、その人たちを好きになれて、同じ景色を見る事ができたんだと思います」
純「・・・」
英子「・・・うん。いい出会いだったんだね」
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