103:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:56:30.60 ID:c+cJj/BG0
和「唯……」
だが和は思う。この事実は、たとえ私(じぶん)達にも少なくとも今の時点ではこの『事』は言うべきでは無かった。この事実は憂と梓、勿論、自分にとっても重すぎる話だし、黙り続けていられれば何(いず)れ<『何処かの誰か』が、スターター(りつ)を斃してしまった>と、言う事になった筈だ。それが誰にとっても最も都合のいい話の筈だ。
だけど、そうする事を唯の良心が許さなかった。彼女のジーニアスからも解る通り、唯は戦いの中で立ち振る舞うには、絶望的に優し過ぎる。
和にはそれが気懸かりでならなかった。
332Res/270.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。