193:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:10:37.56 ID:LTcGETgD0
そしてもう一つ、彼女の右側に寄り添う様に眠っている憂の存在に気付く。憂は無防備と言っても良い様な安心しきった様子で、すやすやと寝息を立てていた。
和<憂がこんな所で寝てしまうなんて意外ね……>
と、珍しい事(?)に驚いていると、彼女にもタオルケットが掛けられている事に気付く。と、言う事は自分たち、少なくとも憂にタオルケットを掛けたのは唯と言う事になる。
見ると、自身の左側に居た筈の唯の姿が見えない。
和<唯が私達よりも遅く寝て、速く起きるなんてこれも意外ね。それにタオルまで掛けてくれるなんて…>
と、唯の姉らしい行為に少し驚いていると、喉の渇きと胃のむかつきを覚えて、水を頂こうと憂を起こさない様に、そおっと起きてキッチンへと向かう。
そしてキッチンに入ると、そこには湯呑みを手に持った唯が居た。
唯「おはよう和ちゃん」
和「おはよう唯」
唯「昨日はちょっとハメを外しちゃってごめんね」
和「いいわよそんな事。ふふ、唯(あなた)じゃないけど、久し振りに平沢姉妹分を沢山補給させて貰ったから。お陰でちょっと汗をかいちゃったけどね」
和はそう言ってシャツの首口辺りをパタパタさせる。シャツは和の汗でべっとりと肌に張り付いていた。
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