過去ログ - 和「ジーニアス?」
1- 20
204:一年中が田上の季節[saga]
2011/12/01(木) 18:31:07.53 ID:1HQcZD8a0




 唯「はっはっ…い、急がないと…」

 唯は白い息を弾ませながら家路に向かって駆け出していた。クラスの用事で少し時間を喰ってしまったので、早く家に戻らないといけないと焦りを感じていた。

 あれから、梓が消えてしまったあの日から、それ程間を置かず二回程あの灰都(せかい)に跳ばされたが、その時は運が良かったのか何事もなく元(こ)の世界に還る事が出来た。

 そう言う事もあって仮に今度(いま)跳ばされたとしても恐らくは大丈夫だと思うが、何が起こるか判らない。早く家に帰って憂達と合流する事に越した事は無かった。

 それに、灰都(あそこ)で律と遭遇した時と今の状況が似ている事も気懸かりだった。

 そして、桜高の正門を駆け抜けようとした時――――。

 ?「唯センパイっ」

 不意に呼び止められ、唯は反射的に足を止める。



 





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
332Res/270.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice