221:一年中が田上の季節[saga]
2011/12/11(日) 18:33:42.96 ID:dCfo8nYS0
澪「どうだ?キレイで格好良いだろう。これが私の『カタリナ』だ」
澪は刀身を天(うえ)に向けると、恍惚の表情を浮かべてうっとりとした目で自身の刀(ブランド)『カタリナ』を見詰める。
唯「…………………」
確かに黒銀と白銀に彩られたその刀身は、息を飲む程に流麗で美しいとさえ云えるものだった。だが、唯にはそれが現れた瞬間にどす黒い瘴気を溢れさす、死を宣告する死神(ようとう)そのものにしか見えず、その余りの禍々しさに戦慄を覚え、額に厭な汗が滲み、こめかみの辺りから再び冷たい汗が一筋、流れ落ちる。
澪「まあ、お前の剣も私の『カタリナ』程じゃないけど中々いいと思うぞ。でもその剣、ナンか孔雀の翅っぽいな……ん?……孔雀……あっそうかっお前もしかして≪孔雀明王≫か?」
332Res/270.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。