236:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/11(土) 21:45:01.84 ID:laIihRtQ0
澪「!?」
澪は突然の事に戸惑いの表情を見せる。唯はこの時を見逃さずに、一瞬で呆気に取られている澪の間合いに入り、孔雀(じょうかの)剣で渾身の一撃を振るう。
唯<斃せなくても良い。せめて一太刀入れて、澪ちゃんの動きを止められれば!!>
唯の剣が澪の躯に迫る――――。…………だが、その剣戟は金属同士がぶつかる音を響かせて、澪の躯に届く事は無かった。
唯の渾身の一振りは、澪に届く寸前に左手に持ち替えられた彼女の刀に阻まれる。
澪「惜しかったなぁ唯。でも、大したものだよ、私に左(きき)手を使わせるなんてさ」
澪は今までにない真面目な面持ちで唯に賞賛の言葉を掛ける。
唯「――――っ!……まだだ!!まだっ!!!」
唯はそんな澪の声に耳を傾ける事無く、必死の形相で彼女の刀を払い除けて再度、澪に剣戟を浴びせ掛ける。
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