239:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/12(日) 09:23:23.22 ID:TJosBorb0
澪「残念だったなぁ唯。私を殺(け)せなくて」
澪が歪んだ満面の笑みを浮かべながら、唯に声を掛ける。
唯はその声に反応して再び剣を握ろうとしたが、やめた。もう既に自身には立ち上がり剣を振るう力など残ってはいないし、何よりも自身がもう助からない事を理解しているからだ。
唯が親友である澪に刃を向けたのはただただ、大切な人の為に生き残る為であり、彼女を手に掛ける事が目的ではない。だが、その願いが潰えた今、もう親友(みお)に刃を向ける必要が無かったし、寧(むし)ろ傷つけたくは無かった。
澪「ふふ。その体勢も辛いだろ?楽にしてやるよ」
そんな唯の想いを知ってか知らぬか、そう言うと澪は、がっと唯の胸の辺りを軽く前蹴りをして彼女を仰向けの体勢にさせる。
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