25:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/09/11(日) 22:10:30.38 ID:3F2+R/XM0
和は正直に言って、ジーニアス(このけん)に関してはある程度理解したが、それが真実かどうかはまだ、信じ切れていない。この姉妹ここまで真剣なのだから信じたいのだが、荒唐無稽、余りに現実離れし過ぎている。
でも、これだけは言える。もしこの話が真実であり、自身がジーニアスを覚醒させたのであるなら、今の言葉通り、自分は唯をそして憂を絶対に守り抜くと固く心に誓う。
唯「ありがと。とっても嬉しいよ和ちゃん。私も和ちゃんと一緒だよ。私も和ちゃんを守る。いつもお世話になりっぱなしだから、こんな時くらいはいいとこ見せたいよ」
唯は、そう言って、ふんすと胸を張る。
和「ふふ、その時はお願いするわね」
和はそう言って最愛の幼馴染に向かって何処か嬉しそうに微笑んだ。
……………………。
憂「あ、お姉ちゃん、ごはん出来たよ。ねぇ和ちゃんも食べていって欲しいな。久しぶりに和ちゃんが家に来てくれたから、張り切っちゃって作り過ぎちゃったんだ」
唯と和の間に静寂の時が訪れる。そして、それを破ったのは、キッチンから戻って来た憂の声だった。
和「……そうね…それじゃあお言葉に甘えさせて貰おうかしら」
和は憂の申し入れを受けると、携帯を取り出して自宅に居る家族に連絡を入れた。
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