300:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/18(土) 11:58:11.00 ID:dmY131UL0
紬「うーん。そうねぇ。こっちの方が楽しいからかしら?お金があればナンでも出来るしナンでも手に入るけど、それでもやっぱりそれにも飽きちゃって、結局退屈になっちゃうの」
紬「だけど高校に入って軽音部に入って、律っちゃん達と練習したりお茶したりした時は、今までに無い新鮮な感じで楽しかったわ」
紬「でも」
紬は右手を貌の下辺りまで上げて拳を握る。
紬「ジーニアスに目覚めて以来、それまでの『愉しいもの』が、全部吹き飛んでしまったの。それこそ『軽音部』ですら取るに足らなくなる位に……そしてこの世界にきて、実際に『闘って(あそんで)』みて『確信』した」
紬「やっぱり私は『闘い(しげき)』を求めていた。その為なら、ナンでも有ってナンにも無い『退屈』な世界なんか壊したっていいって……」
紬は尊大な笑顔を浮かべる。まるで自分さえ楽しければ何をしても構わないとでも言う様な……憂には『それ』が、絶対的な『権力(ちから)』を持つ絶対君主の『傲慢(ソレ)』に思えてならなかった。
だが――――。
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