16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:15:51.21 ID:nbU0t01Go
彼女の名前が呼ばれ、立ち上がった。
「小銭出しにくい……」
「あー、貸してみ」
受付で支払いをして薬を受け取る。
痛み止めと抗生物質、解熱剤。
休んだ方が良かったんじゃないか?
「早く元気になるー」
病院を出たところで、彼女は伸びをする。
「うんうん。焦らないでいいんだよ」
(行動を共にする口実になるしな)
「あなたの優しさが神田川!」
「空元気出すなよ。熱出るぞ……っとと」
急に動いたせいか、彼女は足をもつれさせてよろけた。
転ばないように、とっさに支える。
体が熱かった。
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