220:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/10/02(日) 14:14:45.39 ID:TrsiDjjXo
6
―――――教室―――――
教室に戻ると、志乃は女友達の輪に入っていった。
志乃のいる輪から、「えー!」とか「マジで?」といった声が上がる。
反射的に目を向けると、僕を指さす志乃と目が合った。
――友達に自慢していい?
どうしていいかわからず、口の端を上げてから視線を鞄に戻す。
「春海ー、聞こえたぞー」
友人・長野がゆらりと寄ってくる。
「あー、聞こえちゃいましたか」
「なんで話してくれなかったの!俺というものがありながら!」
「言ったらお前、壁殴るだろうが」
「なんだよもう!末永く爆発しろ!」
「あー、はいはい。ありがと」
「で、どっちから?」
と、長野は僕の隣の席のイスを引き寄せて座る。
「何がよ」
「告ったのに決まってるだろうが」
(ぺろぺろされてその流れでなんて言えない……)
少しくらい恥ずかしい思いもしてやるか。
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