36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:41:29.19 ID:nbU0t01Go
「私、大丈夫かな……」
今度こそ彼女は泣いていた。
ここは抱きしめるところだと思ったので、そうした。
「ごめん、お腹いっぱいになったら、なんか安心してつい……」
彼女は勝利宣言していたけど、まだカタはついていない。
まだ事件は終わってない。
「……もう、大丈夫。今日はありがと」
彼女は僕から離れ、片方の頬を引きつらせた。
笑おうとして、うまくできないでいるみたいだった。
「ほんとに一人で大丈夫か」
「うん。そろそろ誰か帰ってくるし」
もう七時前だった。
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