44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:49:26.38 ID:nbU0t01Go
「……もしもし」
「あのさ、俺。今大丈夫?」
「うん」
「お前、寝れてないだろ」
「あー……」
「明日、現場に行こう」
「…………」
「犯人は死んだけどさ、お前はそれを聞いただけで、実感してない」
「…………」
「お前にとっての脅威は、まだ去ってない」
「…………」
「お前の事件は、解決してない。決着がついてない」
「そう……かも」
「犯人の亡霊に、思い切り唾吐いて罵倒して怒り狂って泣き叫んで、
それから改めて勝利宣言してやれ」
「はは……すっきりしそうね、それ」
「だろ」
「うん」
「じゃあ、また明日」
「うん。また明日」
僕は、自分の胸板で彼女の胸がつぶれる感覚で、三回抜いて寝た。
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