498:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/10/31(月) 00:13:46.60 ID:UVA9D1qxo
48
空になった弁当箱を包んで席を立つと、彼女の席に汚れが見えた。
気のせいだと思いたくて、目をこすった。
「あの人、居づらそうだよね」
「あー、教室にいるのあまり見ないな」
「仲良し二人組で、友達休んでるとねー……」
「心配なら話しかけてみれば?」とは言わなかった。
彼女は同情されるのを嫌がりそうだ。
特に、「あなたを気にかけていますよ」と言いながら、特に何かをしてくれる訳でもない同情は。
(なんかこう、跳ねつけられそうなんだよな)
(ATフィールドというか、リフレクかかってるというか)
「マホカンタ……」
僕はどうしていいかわからず、頭をかきながら呟いていた。
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