過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(初恋杏子ちゃん)
[saga]
2011/10/13(木) 18:09:21.51 ID:0VPxF4dAO
杏子が出会った少女は二歳年上だった。
別の日、二人きりで会った初めての時のこと。杏子の家の近くの公園だった。
ベンチに並んで腰掛けて。……あれはデートだった、間違いなく。
少女『杏子ちゃんはやっぱりミッションスクールへ通ってるの?』
杏子『学費が高いから、公立の中学に通ってる。君は?』
杏子は少女の名前を呼ぶのがなんとなく恥ずかしかった。
少女を呼ぶ時には必ず二人称。でも、少女はそのことを咎めたりはしなかった。
最後まで少女の名前を呼ぶことがなかったのが、佐倉杏子の数少ない後悔のひとつ。
少女『私、学校行ってないの。通信教育で一応勉強はしてるけど』
杏子『へえ、お金持ちなんだね。羨ましいや』
杏子の言葉を受けた少女の表情が少しだけ曇った。
少女『うーん、そういう訳でもないんだけど……』
失言だったかもしれない。でも杏子は慌てなかった。
杏子『人それぞれ事情はあるよね』
少女『杏子ちゃんが言うと可愛く聞こえるね、その台詞』フフフ
杏子は顔が熱くなった。心臓がドキドキするのが自分でもわかった。
杏子『からかわないでよ、あたしが年下だからって……』
少女『……年上とか、年下とか、どっちだっていいと思わない?』
真剣な顔付きで言い、少女は杏子との距離を詰めて座りなおした。
杏子は何故か動けなくて、それが何故か嬉しかった。
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