過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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265:ほむマミ派(少女に謝られる杏子)[saga]
2011/10/17(月) 13:39:34.05 ID:rpoj+U3AO


 さらに二日後。場所は同じ。

少女『この前は無神経なことをして、ごめんなさい』ペコ

 元々会う約束をしていなかったのに、
 少女の方が杏子のことを公園で待っていてくれたようだ。

 杏子もなんとなく、行けば会えるのでは?
 と思っていたので、少女の姿を見つけた時は顔がほころびそうになった。

 でも、我慢する杏子。

杏子『いや、あたしも態度が良くなかったし……』

少女『ごめんごめん、本当にごめん』ペコペコ

杏子『やめてよ、別に怒ってるわけじゃないって』

 杏子がそう言った瞬間に少女は満面の笑みを浮かべる。
 思わず魅入ってしまいそうになるのを、杏子はぐっと堪えた。

少女『そっかあ、杏子ちゃんは話のわかる人だと思ってたんだ、私』ニコニコ

杏子『えっ、変わり身が早すぎじゃない?』

 少し呆れ気味で杏子は言った。

少女『やっぱり、ごめん……』シュン

杏子『……もういいってば。キリが無いよ』クスッ

 なんでだろう、笑えてきた。

 少女はシャキッ、という擬音を響かせんばかりに姿勢を正す。

少女『まあ、私はわかっていたよ。こうなることをね……最初から』フフ

杏子『そうなんだ……』

 調子が良すぎでは? と杏子は思ったが、
 彼女の笑顔を見られるのならば、それも別に大した問題ではないなと結論した。

 それより。

杏子(あたしはこの人のことが好きなんだ、きっと)

 舞い上がりそうになるのと同時に、
 どうしたって避けては通れない問題を意識すると、杏子は目の前の彼女ほど素直に笑えなかった。


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