過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(職場に顔を出す杏子)
[saga]
2011/10/31(月) 19:13:32.32 ID:MpdnHZXAo
鯛焼き屋
なんとなく、来てしまった。
杏子は見滝原に三店舗ある内の一番古い店を任されている。
駅の近くのビルの一階にあり、立地条件は中々良い。
杏子は年齢は若くても、見習い時代から数えればもう十年以上のキャリア。
店番の店員は二名。『焼く奴』と『売る奴』。
杏子は焼く奴に声を掛けた。
杏子「仕事してっか?」
バイト「へい」
二十歳に満たない男性アルバイトが珍妙な返事を返してきた。
杏子「あんた、お客様にはそういう口の聞き方を絶対すんなよ?」
バイト「はい」
杏子「……まぁいいや。リンゴジャムを二つ。ホイップ付きで」
バイト「出来れば、つぶあんのクオリティを見てもらいたいんすけど?」
杏子「生意気言うな。いいから早く出せっつうの」
バイト「へい」
杏子は反応しなかった。
いつもだったらヘッドロックを決めているところだが、そんな気にはなれない。
それにこのバイトは杏子のそれを心待ちにしている様子が窺えるので、もう止めようと思っている。
売る奴がせっせと鯛焼きを紙袋に詰め、杏子へ差し出す。こちらは女性。杏子よりも年上だ。
杏子「はい、三百五十円」
杏子は小銭を出す。
その姿を見て、焼く奴が杏子に話し掛けてきた。
バイト「おごりでいいっすよ」
杏子「おめー、胃が空になるまで鳩尾殴り続けるぞ?」
バイト「丁度頂きます」
杏子は紙袋に入った鯛焼きを手に、噴水公園へ向かう。
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