過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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366:ほむマミ派(膨れまどか)[sage saga]
2011/11/22(火) 03:44:00.39 ID:tIVuGmBAO


 他人の身体を無遠慮にべたべたと触る趣味はない。杏子は正直困っていた。
 右手がまどかに掴まれたまま、一分近くが経とうとしている。

「まどか、すまん」

「へ?」

 左手で貫手をつくり、まどかの右脇腹を軽くつつく。

「ひゃっ」

「おっと、あぶね」

 過剰反応は予測済み。
 杏子はフリーになった右腕でまどかの肩を抱きかかえ、倒れないのを確かめてから手を離す。

「もう! ひどいよ! びっくりしたぁ」

 頬を膨らませてまどかが言った。

「つついた感じじゃ、大丈夫だと思うよ、あたしは」

 笑顔をつくり、まどかを安心させようとする。我ながら実に姑息な手段。

「そうかな? 平気かな? わたし、まだセーフかな?」

「まあ、まどかのセーフゾーンがあたしにはわからんけど」

 二人して笑う。とりあえず危機は脱することが出来た様子。

「で、まどかは何を食べるの? 誘ったんだから奢るよ」

「うう、悪い気もするけど……ピザが食べたいです……」

「お腹周りを気にしてたのは誰だい?」

 また笑う。

 思えば、まどかと二人きりでここまで話すこと自体が初めてのことだ。……理由は言わずもがな。


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