過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(啜りまどか)
[sage saga]
2011/12/12(月) 20:54:18.59 ID:VCUfNLvAO
「あちーから、よく冷ましてから飲め、な?」
杏子はある程度落ち着いたまどかに、ホットココアを汲んできて差し出した。
マグカップを受け取り、ココアに息を吹きかけるまどかの姿を見て、杏子はまた自分の妹のことを思い出す。
「杏子ちゃんがふーふーしてくれれば完璧なんだけど……」
少し元気を取り戻した顔付きでまどかが悪戯っぽく言う。
「おい、甘えんなよ?」
「へへ、すみません……」
すぐ申し訳なさそうに謝ってきた。 何故かはわからないが、なんとなく心苦しい。
まどかは正座を崩し、両脚が外側へはねた座り方をしている。 よく似合っていて、杏子は「女の子」だな、と感じた。
自分はといえば、胡坐をかいてまどかとの距離を一メートルほど空けて座っている。 正直、これ以上間を狭めるのは御免だ。
向かいの相手が一口ココアを啜り、飲み込むのを待ってから、杏子は話し出す。
「最初に言っとくけど、あたしがさやかを部屋から追い出したのは、まどかとの件とは別の話だからな?」
これは真実だ。 杏子にとっての真実。
「そうなんだね……」
それだけ返事をして、まどかはまたココアを冷まし始めた。 あまり納得のいかない様子で。
杏子は大きく息を吐いて、吸い込み、次の言葉を繰り出す。
「まあ、さやかとはちょっとやりづらくなってるとは思うけど、それはまどかの方でなんとかして?」
少しの間を置いて、まどかは持っているマグカップに視線を落としたまま口を開いた。
「それって、どっちの心配をしてるのかな?」
「……は? 意味のわかんねー質問すんなよ」
これは嘘。 バレバレだろうが、まどかは「へへ、すみません」とだけ答え、ココアを啜った。
次の言葉を口にするのは杏子にとってもリスキーな気がしたが、こうなった以上は仕方がない。
「あの日さ、その……、ほむらとマミとのことをまどかから聞かされた時に、あんたの力になれなくてすまなかったね」
予想通り、沈んだ表情になるまどか。
本来なら、今日まず始めに話しておかなければいけなかったことだと、今になって思う。
「杏子ちゃんが謝るのはおかしいよ……」
「理屈で言えばそうだけどさ、やっぱ、まどかはあたしの友達だから……、うん、悪かったよ」
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