過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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429:ほむマミ派(遮りまどか)[sage saga]
2011/12/14(水) 17:37:31.75 ID:OWiHssCyo


 非常に分が悪い。 杏子はそう感じている。
 こうなるのなら、大人しく頭でもなんでも撫でてやればよかった、と遅すぎる後悔。

「やっぱり、話したくはない?」
 
 誰に言うともなく呟くまどか。 その表情の暗さは今日最初に会った時の状態に戻ってしまった。

「いや、さっき言ったことと同じでさ、まどかには言えねーことがあるっつーか……」

 苦しい誤魔化しだ。 そもそも答えになっていない。

「ううん、いいよ。 わたしに話す必要はないよね、確かに」

 弱々しく微笑んで、まどかはココアを啜り、一度溜め息をついた。

「さやかちゃんに『名前を呼ぶな』、って言われたのもね、
 ほむらちゃんに見栄を張る為に杏子ちゃんの名前を出したわたしがいけないんだから……」

 まどかは暗い顔付きのまま黙り込んだ。 杏子はなんとか空気を変えようとする。

「ほら、あれだ、あたしの名前で良ければ別に……」

「杏子ちゃん、知ってる?」

 また遮られた。 まどかが遮りのプロなのか、自分の喋りが下手なのか。

「知ってる、って何を?」

 まどかはココアを一口啜ってから、笑みを浮かべた。 無理をしていることが一目でわかる笑み。

「さやかちゃんさ、嫁チェックという名目のセクハラをぱったりやめたんだよ? 杏子ちゃんのいない所でも」 

「……正直知らんかった。 けど、それが何?」

 話の流れが思っていたのとは違う方向性で望ましくなくなってきた。


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