過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派
◆CuwcoLXTJ2
[sage saga]
2012/01/10(火) 22:30:22.73 ID:UqRB3czAO
本当にきっかり五分、マミにいいようにされてしまった。
若干、息が荒くなっている自分に気づき、何とか呼吸を整える。
彼女が顔を上げてこちらを見てきた。 ニヤニヤとして、まるで悪戯っ子みたいに。
本当なら、今すぐにでもキスをしたいし、出来る近さだが、ここではダメ、なのだ。
それは初めての時からの決まりごと。
私が言うことを待ち望んでいる様子で、マミはじっと見つめてくる。 その表情は、誘い込むように攻撃的。
「……さて、行きましょう?」
「ほむらさん、ちょっぴり目がとろんとしてる」
見事に逸らされた。 そう言う彼女は嬉しそうで何よりだけれど、ここで折れる訳にはいかない。
「行きましょう?」
「はぁーい……」
甘ったるい返事。 私が望んだ返事。
普段の巴マミからは絶対に聞く事の出来ない声。 子供っぽくて、可愛らしい囁き。
リビングの照明を落とし、指を絡ませ、マミの左手を右手で握った。
お互いの体温にそれほど差がないのか、彼女の手は実にしっくりくる。
僅かな緊張を覚えつつ、無言で寝室まで、二人して手を繋いでゆっくりと歩く。
「マミの温かさは程好くて好きよ」
「ありがと……、ってほむらさん、そんなに色んな人を知ってるの?」
私は答えない。 しばらくして、「もうっ」、というマミの声。
数秒の間が空いた。
「あ、ほむらさんに薦めて貰った本だけど……」
気分を変えて、といった具合に彼女が呟く。
「それがどうかした?」
マミの方を見ずに訊き返した。
「『生きる為に飛ぶ』、じゃなくて、『飛ぶ為に生きる』、っていうのは、なかなかぐっと来るものがあったかな」
「……貴女にそう言って貰えて、本も幸せね」
「何よ、カッコつけちゃって……」
二人して、くすくすと笑う。
そして、あっという間にドアの前。
左手でドアノブを押し下げ、間接照明のスイッチを入れる。
二人して部屋の中へ入ると、マミがそっとドアを閉めた。
繋いでいた手が一旦離れ、マミがベッドのある方に回り込んで、こちらに向き直る。 互いの距離は二メートル程。
私はその様子を黙って眺め、彼女の表情の変化をじっくりと確認した。
品のない言い方をすれば、『食べ頃』になるのを待っている状態。 マミは伏し目がちになり、下唇を軽く噛んでいる。
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