過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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608:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/08/13(月) 01:42:51.53 ID:auHrhOoAO


 二十五分後。


 どっと疲れた。 比較対象のサンプルに乏しい私だが、我が母はハイレベルな面倒くささを誇るはず。

 電話を切った直後、「あ゛ー」、と品のない呻きを上げてしまった。

 寝室から、のろのろとリビングに戻ると、何故か、未だマミが座ってぼんやりとしていた。

「あれ? シャワーは?」

「うん、ちょっと」

 だから、何がちょっとなの? とヒステリックな声を上げそうになる自分をなんとか押しとどめ、息をゆっくりと吐く。

 私の内心などお構いなしな、おっとりとした様子のマミ。

「随分、話し込んでたみたいね」

「まあね……。 マミに大事にされた分が全部吹き飛んだかのよう」

「ままならないわね」

「ええ、本当にままならない」

 そこで、ようやく笑うことが出来た。 マミも一緒に笑ってくれている。

「何を言われたのか、訊いても構わない?」

 笑うのをやめ、マミがきりっと顔立ちを引き締め、尋ねてきた。

 現在、午後五時十五分を少し回ったところで、彼女がシャワーを浴びてからの準備等を考えると、それほど潤沢に時間があるわけではない。

「短くまとめると、『早く元を取らせろ』、って、くどくど、ねちねち二十五分」

「お疲れ様」

「ええ、本当に疲れた。 誇張じゃないところが辛いわ」

「……でも、素敵なお母様ね」

 早すぎず、遅すぎず、最適なタイミングでマミが呟いた。


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