過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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625:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/11/02(金) 21:39:26.75 ID:GlYSRWMPo


「私も入るわ」

 わざと音を立ててドアを開き、脱衣所に足を踏み入れたとき、マミは丁度ブラジャーを外そうとしているところだった。

 背中のホックに回した両手をゆっくりと下ろしながら、こちらへと向き直る彼女。
 髪は縛めから解かれ、右肩へと流されていた。

 マミの表情は特別何を訴えるでもなく、ただ真っ直ぐに私の目を見据えてくる。

「でも、汗とか、かいてないでしょう? わざわざ付き合ってくれな―‐」

「マミと一緒に入りたいの」

「……ふぅん」

 それだけの返事をして、マミは俯いてしまった。

 迷いの感じられる右手を肩へと持っていき、いろいろ誤魔化すような仕草で、下ろした髪をもてあそんでいる。

「ねえ、マミ、私も態度を改めるから、言いたいことはきちんと言って。 もう茶化したり、からかったりしない」

「そんな、必死にならなくてもいいのに……」

 相変わらず俯いて、拗ねたような声色。 やはり、ご機嫌は麗しくない。

 彼女に掛ける言葉を考えながら、私は自分の髪を素早く纏め上げ、ヘアゴムと髪留めで固定した。

 次にブラウスのボタンを外し始め、マミから視線を逸らさないで、練り上げた文言を口にする。

「そのままでいいから聞いて頂戴。 貴女のことをいじめるのが面白くて、つい調子に乗り過ぎちゃった。
 色ボケしてる、なんて言ったのも取り消すわ。 完全に私の失言だった、二度と言わないから」

「別に気にしてないけど……」

「嘘。 だったら、私の目を見てそう言って。 『怒ってない』って、示して欲しい。 マミに嫌われたくないの」

「……嫌うとか、ないもの」

 彼女の視線はフローリングに向けられたまま、聞き取るのがやっとの音量で呟いた。


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