過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:26:58.66 ID:Jz48P6Uzo

QB「さて……僕が君達にサービスをする理由なんだけどね」

QB「それを語る前に、僕はまず礼を言わなきゃいけないんだ」

ステイル「礼……?」

 疑問がそのまま言葉となってステイルの口から零れた。
 不可解なことを言ってのけたキュゥべぇは、その言葉に頷いてみせるとほむらに向き直り、

QB「この宇宙を生きるありとあらゆる生命を代表して礼を言わせてもらうよ」

QB「ありがとうほむら! 君のおかげでこの宇宙は救われるんだ!」

ほむら「……は?」

 キュゥべぇの態度に戸惑うほむら。
 彼女は困惑したまま、心細そうにステイルを見上げる。
 だがステイルは彼女の視線に応えてやれることが出来ない。彼もまた混乱しているからだ。

QB「ああそうか、君達は知らなかったんだね。それじゃあ一から説明してあげようかな」

QB「魔法少女としての潜在力はね、背負い込んだ因果の量で決まってくる」

QB「一国の女王(エリザード)や救世主(神裂)ならともかく、ごく平凡な人生だけを与えられてきたまどかに
   どうしてあれほどの膨大な因果の糸が集中してしまったのか……君の存在が、その疑問に答えを出してくれた」

QB「ねぇほむら。彼女は君が同じ時間を繰り返すごとに、強力な魔法少女になっていったんじゃないかな?」

 ほむらは答えない。
 答える術を持っていないのかもしれない。

QB「やっぱりね。彼女がああなったのは君のおかげ、あるいは君のせいだったんだ」

QB「正しくは、君の祈りによって成し得た奇跡。君に芽生えた魔法の副作用かな」

QB「条理にそぐわぬ願いは、必ず綻びを見せる。それがこんなところでも実証されてしまったわけだね」


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