過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/14(金) 22:34:30.58 ID:HfgaLUSPo

 槍の持ち主である可愛らしい少女――五和はボロボロだった。
 おそらくは雷や矢、石に火に水と様々な物が飛び交う戦場の中を一心不乱に突き抜けて駆けつけたのだろう。
 もはや腹や太ももなどが露出し、布切れ同然となった衣服を必死に左手で押さえつけながら、五和は口を開いた。

五和「年端も行かない女の子を殺せと命じられて、喜んで戦う魔術師なんていませんよ」

五和「みんな疑問を胸に抱きながら戦ってるんです。その状態で元のポテンシャルを発揮できるわけないでしょう

五和「それでもまだ、あなたは攻撃を続けさせますか?」

「……」

 五和の言葉に、男は短剣を構えるという形で答えた。

五和「……残念です」

 左手を衣服から話すと、彼女は両手で槍を構え直した。
 支えを失った衣服が風に揺れるが、彼女は真剣な顔つきを崩すことなく姿勢を低くする。

「単独で勝てると思っているのか? 一人では力の出せない天草式の女子が」

五和「勝ちます。勝って見せます」

五和「もう、佐倉さんにあっけなく倒された頃の私とは違います!」

 それきり、二人は口を噤んだ。
 遠くで大きな爆発音が鳴り響いたのを合図に、二人は互いの得物の切っ先を相手に向けて戦闘を開始した。


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