過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/10/14(金) 22:35:34.28 ID:HfgaLUSPo
――五和が一人で刺客の中心に突入している頃。
箒に跨り空を飛ぶスマートヴェリーは、地面に膝をついている織莉子とキリカを見下ろしていた。
右手に炎を灯し、休む間を与えぬよう何度目かの攻撃を行う。
対する二人は速度低下の魔法や予知魔法を行使せず、残された体力だけを用いてなんとかそれを回避した。
SV「お嬢ちゃんたちってさー、実は案外? 弱いよねー?」
キリカ「……くっく、く、く。面白い冗談だ、面白いね!?」
SV「いやーこれは冗談なんかじゃなくて、マジの話なんだけどねん。やっぱ弱いよ、お嬢ちゃんたち」
箒に腰掛けると、右の手のひらに淡い火の玉を浮かべながらスマートヴェリーは鼻を鳴らした。
SV「予知の魔法は確かに厄介だけど、織莉子ちゃんじゃあその未来を回避するための手段がないし。
速度低下の魔法も厄介だけど、キリカちゃんじゃあ自分よりも手数と威力が上の相手はどうにもできない」
SV「だから片方が魔法を使えなくなると、ひじょーに脆いわけだねー」
キリカの表情が怒りに歪む。
若いねぇ、などとどこか他人事のように感想を抱くスマートヴェリー。というか、実際他人事だ。
笑みを浮かべながら、彼女は白と黒の魔法少女が身に着けるソウルジェムを見た。
既に九割近くが黒く淀み、濁ってしまっている。魔法を使用し過ぎたのだ。
SV「長期戦に向いてないってのはかわいそーだねー」
そう言って、スマートヴェリーは周囲を漂っている魔女達に視線をやった。
こちらは自分を含めて二六名が健在。対するあちらは二名とも健在だが、既に余力はないに等しい。
機動力が売りの魔女に掛かれば、たかが二人の魔法少女など取るに足らない存在なのだ。
……もっとも、既に半数近い戦力が削られているため大局的に見ればこちらの大敗なのだが。
SV「特にそっちの織莉子ちゃんはもう限界って感じー?」
スマートヴェリーの言葉に呼応するように、織莉子がその場に倒れ伏した。
慌ててキリカが彼女の傍に駆け寄り、その手を取ってキッとこちらを睨みつける。
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